読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2016年7月29日番外編①『Dの視点〜スリランカ編〜』

今、一緒に旅行しているDが書いた今日の日記。同じ体験をしているのに別の視点で見てるから面白い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(Dの日記)

今日は早起きして、ピドゥランガラまで行く為に朝5時に迎えに来てもらった。5分までに扉を開けるとそこにはドライバーがいた。時間に正確。

外は真っ暗。まさに漆黒。不安になりながらも、前に一台の車が見えてきたので、きっとあの車もピドゥランガラに行くんだ。と、思うと安心した。

到着後、フランス人カップルは懐中電灯を持っていた。しくじった。懐中電灯を持って来れば良かった。しかし、いまは、あのカップルについていくしかない。と軽く思っていたら、アッというまに、いなくなってしまった。まぁ、先に行けば街灯があるかなぁ。と軽く思っていても、ない、ぜんぜんない。ヤバイ
と思っていたら、なんと道を間違えたのかフランス人カップルが戻ってくるではありませか。メルシー神様。このチャンスを逃すまいと、必死にフランスカップルについていく。というか、ついて行かないと死の恐怖すら感じでしまう。漆黒感とジャングル感、そしてそれを最高に盛り上げてくれるのが、暗闇からの犬の遠吠え。しかし、フランス人カップルの歩くスピードも速いが、頼りはフランス人カップルの懐中電灯のみ。勝手にガイドさんに仕立てあげている依存状態なのですが、当然、彼らも初めて。トリップアドバイザーにロッククライミング感があります。ってあったけど、まぁ、かなりのロッククライミング感だな。しかも、他人の懐中電灯の明かりが頼りの。

ついていくこと、15分くらいで、なんと最大の難所。明かりが照らされている巨大の一枚岩。BGMは明らかに近くにいる犬の遠吠え。ワシのアドベンチャー魂はクライマックスのエクスタシー。イクニャーを近くまで、引いあげて、楽しいでしょうイクニャー。行けイクニャー。頑張れイクニャー。
え、え、イクニャーの表情が恐怖心と不安感で一杯になっている。そりゃ、そうだな。いま、かんがえてみれば、真っ暗の他人の懐中電灯の明かり頼りに、断崖を登って、最後、ロッククライマーが登るような、岩にへばり付いて、落ちたら確実にお亡くなり。進まなければ、頼りにフランス人カップルの灯がなくなり、漆黒アゲイン。止まっていれば、野犬達の餌になるかもしれない。と、思わせるような雰囲気。
バイ。イクニャーが限界。と、思ったその時、上にいたフランス人が手を差し伸べてくれた。メルシー。メルシー。イクニャーにとってはまさに神の手だったんだろうなぁ。そして、ワシにも手を差し伸べてくれた、嬉しいかったけど、ちょっと登ってみたかった。
最後の岩盤を登ったようやく頂上。


ここからの景色は本当に凄かった。景色だけなら、シギリアロックも素晴らしいし、シギリアロックは観光地として、ほぼ万全な道のりや、頂上の安全対策が施されていて、自然のすごさを楽しめる。が、ピドゥランガラは、道のりの安全対策はほぼ無し、頂上の安全対策は皆無。風もそこそこ強いうえ、頂上の真ん中から、淵にむけてすこしずつ下がっているので、足場は案外不安定。もし、足を滑らせて、ちょっと傾いた時に、強風が吹いたら、そのまま、一気に下まで落ちるだろなぁ。という事を簡単に想像させてくれる。そんな、中で見る景色だから自然の壮大感に恐怖心すら生まれてくる。
自然の本当のすごさに、本当に心から感動しなが、ピドゥランガラの頂上をぐるって回ってみる。感動しながらの一周。
イクニャーが近くに見えてくると、イクニャーは頂上の岩盤の上に寝そべっている。おー、そうか、イクニャーも大自然を体で感じる為に、寝そべって、身体いっぱいに自然パワーを感じているんだね。と思いながら行かずいていくと、そこには、カチンカチンに硬くなった感じで、寝そべっていた。どうしたの?と聞くと、「ねー、まだ、帰らないの?」と楽しくなさそう。やっぱりこわいようだった。なんで、寝そべっている?と聞くと、風が強いので飛ばされないように、空気抵抗を最小限にする体勢をしていたようだった。まさに自衛隊員の第五ホフク状態。でも、その体勢が可愛く、思わず笑ってしまった。

そんな恐怖で動けないイクニャーをあざ笑うかの様に、野犬が隣に来て遠吠え。何故、恐怖一杯のイクニャー、更にそんな恐怖を演出してくれた野犬達に笑ってしまった。

その後も、イクニャーと、手をつないでピドゥランガラからのシギリアロックなどを見た。本当に凄く雄大な景色で、目に焼きついた。イクニャーはその後、帰ろーの連続。でも、また、ウチらだけで帰ったら、凄く危険だと思う。と提案。 別のフランス人ぽいカップルはガイドさん付きだったので、彼らの帰る時に帰ろう。と提案すると、なんか渋々了解してくれた。って、そうでないと大変なのはあなたですから。(ギター侍風。確かアケちゃんもこんな感じでやっていたらしい)
しばらくすると、帰り始めたので、私達もこっそり景色を見る振りをしながら、ついていく。えー、えー。
ガイドさん達は、岩にしがみ付くコースではなく、その隣の歩くコース。っていうか、このコースが正解のコース。

神の手フランス人は、道なき道のロッククライマー、漆黒、犬の遠吠え付きコースだった。

そりゃ。そうだよね。いくら、手付かずだからって、一様。観光地だから、観光客行けないとね。普通のコースでも行ける人を選び、子供や高齢者は絶対にいけない。だが、フランス人カップルが、選んでしまったコースだと、ロッククライマー限定なので、やはり、落ち着いて考えてみれば、おかしな話だが、その時は、全くわからなかったなあ。
最近では、オッサレーのスポーツとして、人気のある様なロッククライミングだか、本当のロッククライミングって、ある程度、死と隣り合わせになって、登るから達成感があるんだなぁ。人生の達成感も同じかもしれないなぁ。


ガイドさんありがとう。そのコースからもシギリアが、綺麗に、見える。きっと撮影ポイントなんだろうなぁ、

帰りは、ゆっくり観光しながら、下山。

登っている時は、真っ暗だったので、わからなかったが、明るくなり下山すると全く違う道に感じる。

本当に、すごくすごくいい思い出になった。アジアの旅では、最大の思い出になった。