2016年8月5日ミラノ2日目 - kazenooka’s diary

今日は朝から雨が土砂降りで、バケツをひっくり返したような感じの雨だった。雨がやんできたタイミングを見はからって近くのカフェに朝食を食べに行った。

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この時、私はカプチーノでDはコーヒーを頼んだ。すると私達が想像していたコーヒーではなくエスプレッソが出てきた。最初、冗談だと思っていたけど、どうやら間違いではないらしい。

実はこの数日前に、まだ若い時にエスプレッソを知らなくて、初めて注文して、あの小さいカップが出てきた時の衝撃の話を偶然していたので、それを思い出して、また同じ状況になった事に2人で笑ってしまった。

その後、お店を出る時にDが他のお客さんの真似をして『チャオ！』と大声で挨拶した。私は恥ずかしくて足早にお店を後にし、Dの声はお店の雑音に消えていった。本当に言うとは思わなかった。しかも、結構大きな声で。すごい。あの状況で言えるのは並大抵のハートの持ち主ではないなと思った。マジ、リスペクト。

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この記事を読んだDが納得しなくて、自分の日記も載せてと言われたので少しだけ載せます。

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(ここからDの日記)

今日は朝から大雨。近くのレストランで朝食を食べる。レストランと言っても、立ち飲みのベローチェのような感じ、回転率がすごくいい。滞在時間5分くらい。
クロワッサンとオレンジジュースとコーヒーかカプチーノが出てくる券を、ホテルから4ユーロで買った。普通に注文して、イクニャーはカプチーノ、ワシはコーヒー。出てきたコーヒーを見てびっくり、これって、エスプレッソじゃないかーい。とツッコミをいれたくなる。ちょっと、全く同じようなエピソードをイクニャーが話してくれたので、二人して笑ってしまった。

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ジモティーは、入ってくるなり、「エスプレッソとクロワッサンをちょうだい」とまくし立て、クロワッサンを立ち食いしながら、最後にエスプレッソを一気に流し込んで、足早にかえりながら、「チャオ、グラッチェ」と言って店を出る。
カッコいい。これだ。これをやってジモティーになろう。とイクニャーに相談。イクニャーもいいんじやない。と賛同する。ウチらも、店を出る時が来たので、意を決して「チャオ、グラッチェ」と言おう思っていたが、雰囲気に押され、「チャ、チャ、チャオ」とかなり挙動不審に言ってしまった。店内は、一瞬、雑踏感が消え、いわゆる、天使の舞い降りた瞬間のようになり、1人の長身の男は、真剣な眼差しでこちらを見ていた。ヤバイ。一瞬にして、完全にアウェーを作ってしまった。時間にしては、１秒くらいの出来事だが、長く感じた。いや、ワシには、いつでも味方のイクニャーがいる。と、イクニャーに視線を移すと、含み笑いをしながら、足早に出口にむかっている。完全に、この「チャ、チャ、チャオ」男とは、無関係ですからオーラを出している。いままで、どんな時でも味方だったのに、たまたま、店内に響く声で、「チャ、チャ、チャオ」と挨拶したら、長身の男に睨まれたくらいで、他人のフリ。切ないぜ。切なさかが止まらない。外に出て、イクニャーになんで先行っちゃうの？と聞くと、「だって、恥ずかしいんだもん。本当に言うと思わなかった。」だって。
ただ、挨拶しただけなのに。

(以上、Dの目線より)

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1度ホテルに戻って、朝食があれでは足りないというのでパスタを作った。

午後になるにつれて、天気がよくなったのでトラムに乗って観光に出かける事にした。

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